イトリゾールは、真菌の増殖を抑えるトリアゾール系抗真菌剤で、主に内臓真菌症や皮膚真菌症などに効果があるとしてカンジダ治療や、水虫などの治療に効果が高いと重宝されています。

イトリゾール(イトラコナゾール)の効果と副作用と注意点

イトリゾール(成分名イトラコナゾール)は真菌が原因の病気の治療に用いる薬です。真菌を殺菌する作用があります。カビの仲間を真菌といいますが、真菌が原因でおきる病気に爪白癬(爪水虫)、体部白癬(ぜにたむし)、股部白癬(いんきんたむし)、頭部白癬(しらくも)などがあります。どれもなかなか治らないイヤな病気です。

イトラコナゾールは強い抗真菌活性をもつトリアゾール系の抗真菌薬です。真菌の細胞と人間の細胞では大きな違いがあります。真菌はエルゴステロールを主成分とする植物性細胞膜をもっています。人間の細胞にはエルゴステロールはありません。この薬は真菌が生きるために必要なエルゴステロールの合成を阻害するため、殺菌的な抗真菌作用を発揮します。

まずイトリゾールを服用するうえで注意することは服用するタイミング、食前か食後かです。まずカプセルや錠剤タイプのものは、食後に飲まなければなりません。空腹時に飲むと吸収が悪いため、半分以下程度しか吸収されません。また液剤のものもあります。こちらは吸収率がよいので、空腹時に飲みます。

副作用がでることがあるので注意が必要です。イトリゾール内用液を服用したさいの副作用として、吐き気や嘔吐、下痢や軟便があります。重い副作用はほとんどありませんが、肝臓に重い副作用があらわれることがあります。だるい、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色になるなどの症状があらわれたときは念のため医者に相談しましょう。また長期間飲み続ける場合は、肝臓への影響が心配です。定期的に肝機能検査が必要です。

他の薬を飲んでいる場合、相互に影響しあうことがあります。降圧薬やコレステロール低下薬、不整脈の薬、睡眠薬、子宮収縮薬などのなかにはイトラコナゾールの代謝を妨げ、血中濃度が高くなることがあります。飲み合わせには注意してください。